□女性が求める共通点と、共感(男は、他人よりも上に立つことを望み、女は他人と同じであることを美徳とする。)
女性との共通点があると親しみ度が増します。
例えば、出身地が同じだったり、学校が同じだったりすると、 2人の距離は一気に縮まります。
だからといって、共通点が出てくるまで、無理に共通点を探すのはやめましょう。
☆女性の共感脳について
男は、他人よりも上に立つことを望み、女は他人と同じであることを美徳とします。
例えば、女性同士でよく聞く会話は、以下の通り。
「私、超おいしいスイーツの店みつけたよ」 「へえ。私の家の近所にもおいしいスイーツ店あるよ」 「うそ! じゃあ、今度、食べ比べしてみようよ」
男同士なら、上記のような話になれば「どちらがおいしいか」で、もめることになる。 少なくともどちらのスイーツ店がよりおいしいか、優劣をつけようとするに違いない。 そしてよりおいしいスイーツ店を知っていた男のほうは優越感を得るに違いない。
が、女同士ではそんなことは全くない。 彼女たちはただ一緒に自分たちのおいしいと思ったものを共に味わいたいだけなのである。 だから「どっちもおししかったね!」なんて言葉で締めくくられることが多い。 「どちらがおいしかったか」とか、そういった殺伐としたムードには一切ならない。
これこそが女の持つ「共感脳」であり、 優劣よりも友達と同じであることを美徳とする女性特有の感覚である。
☆女性から男性への相談
女性から男性への相談の大半は男に共感を求めてのもの。
男と女が衝突しやすい例として「彼女や女友達に相談されたのだが、 真面目に相談に乗ってあげたのら、何故か彼女を怒らせてしまった」というのがある。
例えば、A子という女子に「B子さんに酷いことを言われた。どう思う?」 みたいなことを言われると、「それはB子が悪いんじゃないかな?」と 大抵がこのような趣旨の返答をしてしまう。
つまり、話を聞いて、状況を整理して、自分の常識に照らし合わせ、 正解だと思える答えを素直に述べるのである。 結果、相手の女性の心証を損ね、時に怒らせてしまうのだ。
なぜなら、女性A子さんは、「B子さんにひどいことを言われて悲しい。ねえ。共感してよ」 と暗に言ってきているのに、それに気が付かず、単に解決策のみを返答したから。
☆女性は解決よりも共感を欲するのである。
では、例えば、この返答では・・・ 「それは腹立つよなー。それは絶対B子さんが悪いよ。俺でも怒るわ」
しかし、この返答も、A子さんを怒らせる可能性が大である。
何故か?
「あなたにB子さんの何がわかるの? B子さんのことをあまり悪く言わないで!」
と、A子さんは思ってしまうからだ。
「B子さんの何を知っているの?」と言うのは、もっともで、 男は多くの場合、その友達のことに関してはほとんど知らない場合が多いし、 その喧嘩の経緯についても、詳しく聞かされないことがほとんどである。
なのに「わかるよ。俺、君のことわかってるよ。共感してるし、 だから一緒にB子さんのこと批判してあげるよ」的なことを言ったりしたりすると
「知ったかぶりすんじゃねーよ。このお調子もんが!」と女性の非難を買うことになる。
ちなみに、上記の回答例は同意(支持)であって共感ではない。
A子さんが望んでいるものは「共感」であって、それ以上のものは望んではいないのだ。 にも拘わらず、事情もよく知りもしないのに、知ったかぶった口をきけば、 当然「誰にでもおべんちゃらを言う、調子の良い奴」というレッテルを張られしまう。
つまり、この「つらかったね」とか「大変だったね」と言った部分が共感を示す言葉であり、 女性が求めているものは、ほとんどがこの共感のみである。